<キリヌキこくばん>
実家では、モノ忘れが多くなった父にわかりやすく楽しい工夫がいっぱいの母のメモがあふれています。それを見て、ふと、私も家族の<伝える道具>を作りたいと思いました。
家の中でどんな時どんな事を伝えるかなと、たべる・でかける・くつろぐ・かたづける、そんな場面を思い浮かべて、フライパン・カバン・ウクレレ・バケツの4つの道具のカタチに黒板を切り抜きました。色は黒。道具の影のようにそっと家の中になじんでもらえればと。小さい子でも持ち運べるサイズにしました。
展示会や「こぐ」で、どのカタチにピピピッとするかはさまざま。フライパンのこくばんでお料理を始めた子。ウクレレのこくばんでライブを始めた子。お買い物♪とカバンを持ち歩いた子も。バケツにお魚の絵を描いてお魚とれたと喜んだ子も。
こうやっていっぱい遊んでくれるこどもたちがやがて大きくなって遊ばなくなる時がきたとしたら、そんなときは、<遊び道具>から<伝える道具>となってそばに置いてくれたらいいなと思っていましたら・・・
あるママさんが「昼間はお絵描きして、夜はパパへメッセージを書いてテーブルに置いてますよ。」と教えてくださいました。パパさんもチョークでお返事を書くのを気に入ってくれているんだそうです。
ああ、よかったーもちろん遊んでくれるのはとってもうれしいんだけど、<遊ぶ道具>としてと同時に<伝える道具>としても、その時々で自由に楽しんでくれているんだなあ、とわかってうれしくなったのでした。
製作は、浅草の創業百年の佐久間木材の四代目若夫婦、佐久間さんにご協力頂いています。どの合板がいいか相談にのっていただきシナ共芯合板にしました。切り抜いたモノを黒板塗装しているのではなく、黒板を切り抜くことでできる、黒板面と側面の合板の層のコントラストにもこだわって作っています。気に入って頂けたらうれしいです。
<こくばんのオトモ>
黒板消しにチョークが収まったらいいかも!と、ひらめいて(?!)作ってみました。そのチョークの収まるポケットは、使う時には指をいれるととっても消しやすいのです。
チョークは、天神チョークのエコチョーク72を使用しています。卵の殻から出来ているので害がなく、粉は肥料にもなるそうです。ぜひ、お花の上でぱんぱんと黒板消しをはたいてみてくださいね。
のぐちようこ
-追記-
「卵の殻からできているチョーク」を使用するにあたって「卵のアレルギーをもっている方への影響」について、チョークを製造販売されている天神チョーク/日本白墨工業株式会社様へお問い合わせいたしまして、下記のようなご回答をいただいております。ご心配の方にはご一読頂ければ幸いです。
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2009年11月/日本白墨工業株式会社様からのご回答
お問い合わせありがとうございます。
卵アレルギーについてですが、
強度の卵アレルギーの方の協力により、臨床試験が行われました。
結果はすべて陰性となりましたが、100%大丈夫とは言えないのが現状です。
発売以来、卵アレルギーの症状は報告されていません。
通常、チョークの原料に使用しているものは、卵黄、卵白、卵膜を除去し、
その後、高温で残留有機成分を完全に取り除いております。
上記にも申し上げましたが、これでも100%安全とはいえません。
ご使用につきましてはユーザー様にて最終のご判断をしていただくしかありません。
弊社の見解といたしましては、問題はないと判断し、販売をしております。
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